ちょっと隣街まで

推しを応援するオタクの顛末

推しを見つけた夜のこと

 

こんばんは!

 


直近にイベントがない暇さのため、トンチキイベ*1に向けて日々内職(自分の衣装づくり)に全身全霊をかけているtomoです!お裁縫がどんどん上達していて、どこに向かいたいのかわからなくなってきた今日この頃です。

 

たまには明るいブログを……と思うので、ひとまず推しであるBOYS AND MENのテーマカラー:ピンク色の本田剛文さんを応援したいなって気持ちになったきっかけとか経緯とか……とにかく思い出話をします!!!

 

本当の本当の、ボイメンを知ったいちばん最初は、2015年あたりに私がいた界隈(若手俳優)にボイメンのファンの人が数人いたのがきっかけでした。東海圏のフォロワーさんのツイートで、ボイメンって名古屋にいる何とかって冠番組やってる学ランのメンズアイドルが居る?みたいなフワッとした知識を得る程度で、その頃は特に誰が所属してるとかは気にしてなかった。

 

で、丁度そのタイミングって冠番組の「ボイメン☆MAGIC〜夜の魔法を君に〜」*2が関東圏でも放送していた頃でした。ある晩、タイミングよく番組を見ることができてしまった私は、衝撃的な出会いを経験したのです。

 

私が観たのは第12回の「夏本番ということで、メンバーが考えるオリジナルTシャツ作りに挑戦!」って企画。その名の通り、メンバーが順番でそれぞれ思い思いにTシャツをデザインして披露してやいのやいのするという手作り感とわちゃわちゃしたゆるさの合わさったものでした。

 

そして、当時超びっくりしたんですがボイメンってみんなバラエティが異常に得意で、ただおしゃべりしてるだけなのにみんなめちゃくちゃ面白い!けらけら笑いながら見ていたら、テーマカラー黄緑の小林豊さんがTシャツを披露する番になりました。クマの柄のかわいらしいデザインのTシャツを、小林さんらしい天真爛漫さ?かわいさでプレゼンしていきます。当時小林さんを存じ上げなかった私は、そもそも彼がこんなにかわいいキャラクターだったのも知らなかったので衝撃で面食らってて。で、その可愛さに鋭く突っ込みを入れたのが、本田くんでした。

 

「アップはしんどいかもしれん」

 

ーーその時、歴史が動いた!!!!!!

 

こんなにかわいくて綺麗な小林豊さんを、こんな!!!こんなに強くて切れ味の鋭い言葉を使って!!!ぶった斬れるこの人は一体!!!って超興奮してその直後から本田くんが「知らないタレントさん」から「今いちばん気になるアイドル」になりました。(当時はアイドルという認識でいました)

 

徐々に好きに…とかじゃなくていろいろ段階すっとばした感満載でしたが、そのくらい衝撃的で運命的な出会いだったんです。今見てもあの発言は秀逸だなあと思うので、推しが発した言葉の大好きランキングに殿堂入りしてます。

 

だってあの掛け合いの1分もないくらいの間で、小林豊さんがどんなキャラクターで、メンバーからの扱いはこうで、本田くんはお喋りが達者ってとこまで分かるんですから!天才の所業じゃんって思う。

 

で、うかつにボイファミのフォロワーさんに「ピンクの人おもしろい」って言ってしまったが最後です。ボイメンのオタクってちょっとでもボイメンを気になるそぶり見せたら、ありとあらゆる手を使ってこう、甘くて楽しい水を餌に深い沼にどぼんさせるので……あとはお察しって感じ。

 

こうして本田列に足繁く通うオタクが爆誕したって訳です!

 

まじであの日あの時あの番組で推しが発言してくれていて良かった!!世界に感謝だな!!!

 

また気が向いたらみんながどんな手を使って私を沼に引き込んだとか、お金を出して推しを応援したいって思ったかとか書きたいなあ〜〜!

 

おしまい!

 

*1:ユニバーサルミュージックストアのCD購入特典のツーショット撮影会を(私が)こう呼んでいます。今回はメンバーが甚平やらタキシードやら、いろんな衣装を見にまとってファンとツーショット写真を撮る会です。そのためオタクによっては推しに合わせた衣装を着てみたりする。

*2:中京テレビ製作の番組

オタクのRoad to ナゴヤドーム

 


みんなー!ナゴヤドームまで100日をきったよー!!

 

なんだか今のところ、近づいてきたなー!って実感とかないし100日前かあみたいな感慨とかワクワク感とか、怖いとか、突出した感情(?)みたいなものが湧き上がってない状態です。そして、ぬるっと始まったキャラバン隊もどういう形式で何をするのかとかも分からなくてふわーってしてるし、少なくとも関東の弱いオタクの私は蚊帳の外から眺めてる感じ。で、漠然とした不安だけが山盛り。

 

全国ツアーのチケット手売りのときは、まだ友人知人を巻き込んでライブのお誘いもできたけど(それでもチケットは使われることなく、推しの筆跡で私の名前が書かれたちょっと良い紙になってしまった)、ナゴヤドームは流石に難しくて。それでも今日までに何人か声をかけてみたけれど、名古屋は私が思うよりずっと遠かった!私は推しが好きだからぴょんぴょん気軽に行ってしまうけど、そうでない人には、よく知らないグループのコンサートのために名古屋へ行くってことは、控えめに言ってもハードルがチョモランマくらいの高さなのだ。私の人望のなさって言ってしまえばそれまでだけど、そんな、誰も使わないチケットのために手売りに並ぶのはなんだかずるい感じがする。私がチケットを1枚買うことで、彼らの言う「超満員のナゴヤドーム」から1人ぶん遠のいてしまう。でも手売り会するくらいだから、多く売れる分にはいいのでは…?その板挟みの葛藤で私が世界一苦手な『行けないけど応援してまーす!』って台詞を推しに吐いてしまいそうで、そこも自己嫌悪でしょっぱい気持ちになる。

 

そういう何もできない歯がゆさや蚊帳の外感が常にあるから、最近はライブとかイベントとか、各メディアで「ナゴヤドーム単独ライブやります!」って聞くたび、オタクのポーズとして元気よくイェーイ!ってするけどどこか隔たりを感じてしまって心から楽しみ!ってできていません。ごめんね。まあたぶんナーバスになってるだけだから、そのうちケロッとした顔でナゴド楽しみー!!とか言いはじめると思うけど。

 

でも、なんやかんや言いつつやっぱり現場に行ってライブやトークを観てみれば、それは変わらず私の生活のなかで一番楽しいやつだし、推しに会って話せたらそりゃもう嬉しくなるし、ひいてはメンバーみんながBOYS AND MENの一員であることを選んでくれて良かったなあとしみじみ思ったりする。隙あらば友人にCD配りながらボイメンはいいぞ!ってやっちゃうし。

 

それで、私はただ単純に、今日も明日も変わらず、できれば日々熱量を増して推しを好きでいたい。ナゴヤドームの単独ライブが楽しい素敵な公演だったら、きっと来年も変わらず、もしかしたらもっと強い思いで、本田くんを応援していられるのかも。

 

ナゴヤドームまであと99日。成功してほしいなあ。

推しに超売れちゃってほしいって話

はじめまして。


私は、愛知は名古屋を拠点に活動するエンターテイメント集団 BOYS AND MEN(通称:ボイメン)の、テーマカラーピンクの本田剛文(ほんだたかふみ)さんを応援している関東在住のオタクです。


私が推しを応援しはじめて、もうすぐ丸3年になります。 この年数が長いのか短いのかはわからないけど、ここまでそれなりに色々なことがあって、ファンとして一所懸命に乗り越えてきたなあと思っています。激動だった。なんやかんや応援している間にボイメンはちょくちょくテレビに映るようになり(名古屋にはレギュラー放送の番組が何本もあるけど、私の住む地域で見られるものは限られている)、大きいイベントにたくさんお呼ばれされるようになり、彼らは移動に新幹線を使えるようになりました!すごい! 


あの頃は〜とか言うと長いことファンやってるんだぜ!みたいに自慢めいて聞こえてしまうかもしれないけど。私が応援しはじめた当初、ボイメンのライブにいくと普通に「名古屋から全員で車に乗ってきました!」とかMCでばんばん言ってて、過酷すぎない!?って衝撃を受けたのは記憶に新しいです。メンバーみんなして朝の4時とかにブログ更新して、今から向かいまーす!なんて言うから、関東のオタク仲間たちと毎回毎回、もうライブ会場の出口に交通費カンパの箱を置いとこうよ!!私たちで新幹線のチケット買おう!?とか話してました(冗談の範囲で!)。だから、日々メンバーが当たり前に新幹線に乗っていたり、お仕事が安定していそうな雰囲気を感じたりすると、なんとなく誇らしい気分になる。  


私たちファンの積んだCDの標高と比例するように、刻々と、わかりやすく状況が上向いていきました。その期間ってもう、超〜〜気持ちよかった。もちろん売上だけが要因じゃなくて、メンバーの実績とか、彼らを売り込んでいる大人たちの頑張りがめちゃくちゃ、計り知れないくらい大きいこともわかってます。でも、好きなコンテンツにお金を出すことは「次につながる」ということなのだと、この数年間つねに実感しているのも事実。


そうすると欲が出てくる。私が私の世界のなかでいちばんかっこいいと思っている推しに、平たく言うと超有名になってほしいなって思ってしまうんです。推しは宇宙でいちばんかっこいいと思うから、もっともっとたくさんの人の目に留まるべき。見つかるべきなんです。 


それで、有名になってほしいって思うと同時に、現状と理想をどうしても見比べてしまう。これも勝手なんだけど。最近ずっと、めちゃくちゃしょっぱい気持ちになっているのは、今月から始まるツアーのことです。東京を皮切りに、愛知、大阪、北海道、福岡という5都市をまわって公演を行います。私の推しの本田くんは内部ユニットの『誠』で、東名阪をまわる予定です。この超絶楽しそうなスケジュールの、いったいなにがしょっぱいか。ダイレクトに言っちゃうんだけど、東京公演のチケットの売れ行きがしょっぱい!!オブラートとかに包んでる場合じゃない!!とにかくしょっぱいのです!!困った!! 


メンバーが東京やら名古屋やらで、手売り販売会をばんばんやるくらいのしょっぱさ。決して暇ではないメンバーが、お仕事の合間に時間を割いて、直々にチケットを売りにやってくるのです。名古屋はさすがの即完売だったから、知名度と人気の地域差をいやでも見てしまって、「関東在住のファン」をやっている私は勝手にダメージを受けました。Zepp Tokyoのキャパシティは約2,700人。その完売を目指しているようです。


手売り会初日は、整理番号1,700番台からの販売でした。プレイガイド分は抜いているとして、あと何枚売れば「成功」なんだろう?私は海水を2リットルくらい一気飲みしたみたいな気分になりました。


推しがかわいいから、推しが名古屋を飛び出してこちらにきてくれるから。オタクというのは現金で悲しい生き物なので、(私の場合は)手売り販売会のタイミングが合う限り、いそいそと現場に足を運んでしまいます。そして、胃をキリキリさせながら、すでに行く予定でチケットを抑えてるのに、もう1枚チケットを買う。買ったチケットに、丁寧に名前を書き込む(メンバー直々に、チケットに名義をボールペンで手書きしてくれる)推しは愛しいし、いつもより長くお話しできるのも楽しい。推しはやっぱりかわいい。


 でも、手売り会に行った帰り道、あー正しくないな!って自己嫌悪におちいってしまうのです。正直なことを言うと、私は現時点(公演の1週間前)でチケットをだぶつかせています。私と同じような人がどれだけいるんだろう。そんな手売り会をやってなんとか2,700枚、完売までこぎ着けて、いったいその実どのくらいの人が実際に足を運んでくれるんだろう。「完売」したとしても、「満員御礼」じゃないじゃん。って違和感がぬぐえなくてしんどい。いっそ当日お台場にいる人に「いまから2時間くらいお暇じゃないですか!?」とか言ってチケット押し付けたいけど、チケットに本名バーン!って書かれちゃってるからそれも無理!オタク八方ふさがり!まあ自業自得だよねOK!  


このツアーがすべて終わったら、もうナゴヤドーム公演が目の前って時期じゃないですか。私もうすでに超不安なんです。正直。どうせやるなら、会場いっぱいにして大成功~~!って終わってほしい。ファン心理として当たり前です。最大級の達成感で、宇宙でいちばんキラキラしちゃってる推しの姿を見たい。絶対かっこいい。想像だけですでにもう大好き。そんな推しを見て、ピンク色のペンライトを4本ぶんぶん振る私はきっと世界一の幸せ者になれる。


でも、その公演の約半年前の現在、あれこれ思い浮かべる理想の未来にモヤがかかりまくってるんです。日々、『ナゴヤドーム ライブ キャパシティ』とかで検索して、会場のどでかさとキャパシティの広さで怯んでいます。ここから状況が変わらなかったとしたら、彼らが、私たちファンがどんな戦い方をすれば、この公演に勝てるのだろう。   


 

こんな感じのことをぐるぐる考えながら行った先日の手売り会で、モヤモヤをぬぐいきれなくて、私はあろうことか推しに「超有名になってください!」って言いました。もはや呪いの言葉です。ファンの重すぎる理想とか期待は、抱えていても推しには言わない方が良いなっていつもは思っていて。そういう謎の自分ルールで、普段はとんちんかんなネタを仕込んだり、とにかく楽しそうで愉快なオタクでいようって思ってお喋りしています。だから、こういうことは初めて言いました。言ってしまった。そしたら推しは、「いつかはオーランドブルームぐらいになるでな!末長くよろしくたのむよ!」って言ってくれました。おそらく沈んだ顔をした私を笑わせようと、冗談として言ってくれたんだと思うんですけど、あのとき私は普通に超感動してしまったんです。目の前にいる本田くんが超誇らしかった。そして本気でそのぐらい有名に、世界中の人に知られるくらい大人気になってほしいって、改めて思いました。それまでは応援したいなって本気で思いました。  


だから、今回のライブのチケット、本末転倒だけど、空虚かもしれないけど、どうしても完売してほしい。今回のライブが内容も売り上げも大成功して、なんとかして次につながってほしい。推しがてっぺんへの階段を一段飛ばしでのぼっていくのを眺めたいんです。(ファンが頑張って買う)手売りが正しいのかどうかは色々考えすぎてもうわからないけど。  


そんなツアー開始1週間前です。 


尻切れとんぼ!おしまい!